2012年4月9日月曜日

大型自動車免許・取得体験記


大型自動車免許・取得体験記


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ペーパードライバーな大型自動車免許・取得体験記

普通自動車免許を取得して車に乗る機会もほとんど無く、2年ほど過ぎていました。
気づいたときには既に「もしかして私ってペーパードライバー^^;」状態。
そんな私が大型自動車免許を取得した体験記です。
(無謀かと思えるこの挑戦、その結果は・・・・)

きっかけ

夜遊びが増えてタクシー代がバカにならなくなって^^;
「車がぁったら便利かなぁ〜」なんて思い始めたある日のこと。

何件かカーディーラ(車屋さん)に足を運んで、いろいろと車を見て回りました。
そして私の目に止まったのはスズキの「ワゴンR」
お店の人と話をしていると、
店員「オートマ車はこの値段(マニュアル車)に10万プラスです。」
私の心の中「ぉぃぉぃ、なんでマニュアルの値段を標準価格ってデカデカと表示してんだよこのボケっ( ̄_ ̄ι)」
私「マニュアルってこの値段より安くならないの?」と嫌味で聞いてみると、
店員「限定生産モデルだったんですが、売れ残ってしまった車種ならここから30万くらい値引きできます。」
私の心の中「マニュアルって人気が無いから安く買えるんだ。」
そんなやりとりをしているうちに、車を買うことに(^^)
ホントはブルーが良かったんですが、売れ残り?シル� �ーになりました。納車は1ケ月後・・・。

ここで自分がペーパードライバーだったことに気づき^^;
「教習所でペーパードライバーコースってあったから、クラッチの使い方や運転に慣れておこう(^^)」 と気軽に教習所へ足を運びました。
料金表を見ると入学金+8時間教習で8万程のかかるようです。
その横に大型車20万と書いてあったので、「10万余分に出せば、大型の免許も取れるのね(^^)」と心が揺れ
「どうせ教習所にいくんだったら、もう1つ免許がもらえた方がお徳よね(^^)」と妙なところで損得勘定してしまい
即、窓口で大型の入学手続きをしました。
(もうカタログショッピングのプレゼントと同じ状態で、私ってイケてるぅなんて、とっても気分が高揚中(^^ゞ)


ハイブリッドはどのように見えるか

入校

入校の前に適性検査ということで、視力測定の後に深視力検査なるものをやりました。
深視力というのは遠近感の検査で、3本の棒が2.5メートルくらい離れたところに置いてあり その3本の棒の位置が並んだらボタンを押すというものでした。
(PS:深視力は乱視の人にはちょっと難しいらしいです、ちなみに3本の棒の太さが同じになったら3本が並んでいる状態です^^)

無事適性検査を終え入校手続きを終わらせました。

大型免許について

大型免許が必要な車総重量8トン以上(最大積載量5トン以上)、乗車定員11人以上、簡単に言えばバスや大型トラックです。
適性片眼で0.5以上、両眼で0.8以上、深視力です。
必要な運転経験普通自動車免許か大型特殊自動車免許を取得してから2年以上の運転経験が必要ですが、
私のようにペーパーでも2年以上たっていればOK。
(なぜか法律的には「車に乗った回数」とか「走行距離」ではなく「免許を取ってからの年数」だから・・・^^;)
教習時間普通自動車免許を持っていれば技能のみで最低22時間です。
教習期間入校から9ヶ月以内に卒業しなくてはいけません。
(技能教習だけなので平日も通えば1、2ケ月で卒業できると思います。いちおう大型は1日最大3時間まで教習を受けることができます。)
料金最短料金は全国的に20万くらい?

教診

普通車同様入所時に性格診断テスト(この教習所ではOD式)を受けます。
一度普通車でやったことがあるので、要領を得ていますし、
就職難のためにSPIなどの入社テストを数十回やったことのある私にとっては非常に簡単なテストでした。
前半は足し算やマスを塗りつぶしていくような知能(?)テスト、後半は性格診断、
前半はほぼパーフェクトにこなしてしまいました。(SPIに比べれば簡単なテストかな)
数日すると診断結果が分かります♪
テストが終わって解答用紙が回収されると、 私の机の横に座っている綺麗なお姉さまも大型の教習生証をもっていたので、
話しかけてみると、なんとその人は「料亭の女将さん」でした。
お客さんを乗せるためのマイクロバスを運転するために教習所に通い始めたということでした。
私が「ペーパードライバーだから、車の練習に大型を取りにきました」と言ったら、
ちょっとビックリした様子で「あなたに取れるなら、私も大丈夫よね」なんて言い返されてしまい^^;
内心「私のほうが若いんだから、あんたには負けないもん」と思いつつ、 世間話をして第一段階の技能教習の時間を待ちました。
お喋り相手がいてくれたおかげで緊張感がほぐれたようです(^^)

第一段階

ここの教習所の場合、2輪車と普通車は担当の指導員が決まっていて免許を取得するまで面倒を見てくれるのですが、
大型車の場合は自分で勝手に進めてください風な雰囲気がありました。
女子高生くらいの子がキャーキャーいいながら楽しく指導員と話している姿がうらやましい^^;
そんな姿を横目に配車係で配車手続きをすると、「2号車ですので、2号車の前で待機していてください。」の一言。
「2号車ってどこ?^^;」あわてて場内を見渡してみると校舎の対角線上にトラックが3台止まっていたので、
2号車めがけで、100メートル程歩いて行きました。
大型車を目前にして「デカイ!( ̄∇ ̄)ノ、マジでこれに乗るの?」
暫くすると教習開始のベルが鳴り、普通車の方はワラワラと動き始め� �した。
1分くらいたっても2号車には誰も来てくれません(;_;)
「もしや場所を間違えた?^^;」と思った矢先、かなり年配の指導員が「君(が2号車)?」と話しかけてきたので、
教習原簿を渡すと
指導員「今日が初めて?」
私  「はい」
指導員「君はトラック乗ったことあるの?」
私  「ありません。ペーパードライバーなので練習しにきました(^^)」
指導員「・・・・・・・・・大丈夫かな。」
指導員「まぁいいや、とりあえず助手席に座って、コースを回るからワシの運転をよく見てて。」
ということで、教習コースを一通りグルグルと回ったところで、指導員と交代しました。
運転席に座ると、足が届かない・・・・(⌒〜⌒ι)
ハンドルも大っきくて手が届かない・・・・( ̄ロ ̄;)
座 席をスライドさせてベストポジションに合わせると、
指導員があれこれとレバーやスイッチの操作方法や運転の仕方を教えてくれました。

車に乗ってしまうと車体の大きさは外から見た程には感じませんでしたが、、、
なにせ座席に3人ゆうゆうと座れる広さなので指導員との間に距離を感じました(^^ゞ
普通車なら隣に指導員がいてハンドルを補助してくれますが、
大型車の場合は指導員が遠くに座っているためハンドルに指導員の手が届きません。
そんな訳で危なくなったら即ブレーキを踏まれてしまいます。
とりあえず外周をまわることになり、外周を走らせていたらいきなり障害物出現!
「こういう場合はウインカーつけてよけるんだっけ」などと思っていたら、補助ブレーキを踏まれてしまいエンスト^^;
「ダメダメ、対向車が来ているんだから行きすぎるまでセンターラインをはみ出さない。」と注意されてしまっていきなりショック>_<


2万下にトップ10台

続いてカーブを曲るときは、前輪はうまく通過できましたが後輪が縁石に乗り上げてしまって、
「ハンドルを切るのが早すぎる」とまたまた注意されて、もうヘコミまくりT_T
その後も「センターラインによりすぎ!」「加速が遅い!」「ブレーキが急!」「合図が遅い!」
「(カーブを曲るときに)荷台が対向車線にはみ出している!」「大回りすぎる!」
「ハンドルを回すときは手を交差させるな!」「ギアを切り替える時以外はクラッチに足を乗せるな!」
ありとあらゆることを言われました。

思うように動かせない(;_;)、車がデカイし、普通車の時の感覚なんてもう残ってないし、、、
指導員に注意されるたびに苦笑いを浮かべながら「ハイ」と返事をしていましたが、
指導員の一言一言がひどく心に突き刺さっていました。
最初の2,3時間はやっていけないかもと落ち込みました。
普通車と同じ教習所だったら、はじめから知っている指導員がいるので精神的に楽なのですが、
私の場合は普通車と違う所だったので、かなり心細かったです。
そんな私でしたが第一段階を終わる頃には車にも指導員にもすっかり慣れていました。

クラッチ

普通車と違って、半クラッチが短くてもエンストしません。
荷物を全然積んでないので、エンジンのパワーが有り余っているのでしょうね(^^)
このおかげでペーパーだった私でもほとんどエンストせずに車を発進することができました。
ディーゼル車のタコメータ。緑色の部分(1000〜1600回転)がトルクが最高になります。

ブレーキ

ブレーキが普通車と違い超強力です。
遊びが多いので、ちょっと踏んでも全然利きません。
かといって強く踏みすぎると「ガックン」とまるで震度7くらいの揺れを感じます( ̄〜 ̄;)
微妙な踏み加減が大切、クラッチより丁寧に踏んであげないと運転席は大揺れです。
始めのうちは左足でブレーキを踏んだ様な不器用さでした^^;
一番難しいのが時速5キロ以下になってから止まるまでの間です。
じわりじわりとブレーキをコントロールしないと「ガックン」っとなってしまいます。

ブレーキをすばやく離すと「プシュ」っと空気が抜ける音がするんですが、
ゆっくり離すと「プシュ〜ン」とカッコ悪い音になってしまいます^^;
「なんか変な音がするな」と指導員に注意されてしまいました。

空気圧計。赤い部分まで空気を使うとブレーキが利かなくなってきます(警報が鳴り出します^^;)

ギア

ギアの並び方が普通車と違います。
指導員に「2速発進でいいよ」といわれたのですが、「2速ってどこだ?」状態。
(大型車の場合は2速が普通車の1速、3速が普通車の2速みたいな感じです。教習所では6速は使いませんでした。)

ギアが2速−3速の間か、4速−5速の間にあるか分かりませんでした。
下手すると2速に入れるつもりがバックに入ってしまったり^^;
普通車なら自分がどこにギアを入れているか分かったのですが、
はじめの頃は(ここの教習所の車がヘボなのか?)まるでギアの感覚が分かりませんでした。
しかも普通車と違ってギアが非常に固くて入れづらかったです。
ギアが入らずにニュートラルのまま走ることも(汗)
(PS:減速するときは先にシフトダウンしないで、ブレーキを踏んで十分減速(ノッキングし始めるまで)してからシフトダウンするようにしましょう。)

そそっ、妙に肩の力が入ってしまってギアチェンジするときに、なぜかハンドルが右に傾いてしまいました--;


トップキスを切る
普通車のギアの並び方 
  
   
 大型車のギアの並び方(普通車と同じタイプの車両もあります)
   
 
ニュートラル時はレバーは●の位置

左側走行

コースはもともと普通車用にできている?ので非常に狭いです。
キープレフトよろしく、壁に左のミラーがこすりそうな状態です。
指導員からは道の真中を走れと指示をもらっていたので、センターラインに右のミラーが被るくらいの位置を走りました。
トラックには球面ミラーがついていて左右のバンパーを確認することができます。
このおかげでセンターラインと右のバンパーの位置関係、左バンパーと路肩の位置関係が一目瞭然です。
ミラーを上手に使うと自分の走行位置を決めるのが楽になります。
というよりも、走行中は絶えずミラーと前方を交互に見ながら運転しているのでミラーが無いと運転できません^^;
それと運転席が高い位置にあるので、道路全体が見やすく前進だけなら普通車よりも簡単かも� ��れません。
サイドミラーと一緒に、とっても便利な丸い球面ミラーがついているので、バンパーの位置を確認できます。

車両感覚

カーブや交差点を曲るときがちょっと大変です。
前のタイヤが自分のお尻くらいの位置にあるので普通車よりハンドルを切るタイミングが遅目です。
しかも車長が8メートル(普通車2台分くらい)あるので内輪差も普通車の倍くらいあります。
サイドミラーで後バンパーの位置、球面ミラーで前バンパーの位置を確認しながらハンドルを切ります。
T字路では壁にぶつかそうなくらい接近します。

坂道発進

サイドブレーキを普通車よりも強めに引きます。
このときばかりは車の重量を肌身で感じます( ̄ー ̄)
はっきりいって半クラッチが分かりません、だって車が重過ぎてサイドブレーキで止まっているのか、
半クラッチで前に進もうとしているのか感じ取れないんですもの^^;
微妙な感触を覚えるしかありませんが、
だいたい半クラッチくらいでサイドブレーキを緩めつつ、ふかし込んでいけば大丈夫でしょう。

S字

普通車と違うのが、運転席の位置です。
自分がS字の外にはみ出してしまうくらい大回りにハンドルを切らないと後輪が脱輪(接輪)してしまいます。
私の場合はじめのうちはハンドルを切るのが早すぎて後輪が接輪してばかりでした^^;
ハンドルを切るのはできるだけ遅目にして、後輪が通る幅を確保します。

クランク

S字同様内輪差を確保するためにできるだけクランクの端を通る様にします。
私にとってはS字よりよっぽど簡単でした(^^)
心配しなくても、S字やクランクは指導員が曲るタイミングを教えてくれますので(^^)
なるべく壁際に寄せて、曲る時の内輪差を確保します。ハンドルを切るタイミングはフロントガラスの下側から「見た目10cm」くらい上に縁石が見えるあたりです。

総合運転

ある程度運転に慣れてくると、S字・クランク・踏み切りなど普通車と同じようなコースを走らされます。
そのうち練習を兼ねて検定コースと呼ばれる順番でコースを走ります。
このときにしっかりとコースを覚えておけば、検定を楽にこなせます。
物覚えの悪い私は、自分の教習が終わった後、暫く教習所に残って他人がコースを走っている様子を眺めながら コースをメモ帳に書きこんでいました。
ちなみに、ここの教習所の修了検定コースは2通りでした。

第1段階はとっても長く、なかなかミキワメをもらえませんでした。
でも毎日通っている甲斐があって少しずつですが上達していき、なんとか検定に臨むことができました♪
もうこの頃には大型車を指導できる全ての指導員に教わった気がします^^


修了検定

この日はあいにくの雨でした^^;
「いつも通りにこなせば合格できる」と自分に言い聞かせて検定に臨みました。
この日の大型の受験者は3名、そして私は1番目でした(^^)
普通車の検定と違い待っている人は雨の中外で待たされていました。
(だってトラックって後部座席がないんだもん^^;)
検定の方は、S字・クランクまでは良かったのですが、踏み切りや坂道発進などで一時停止する度に エアブレーキを強く踏みすぎてガックンとなってしまいました。
内心「カックンブレーキ3回目だ^^;落ちた」と思いましたが、検定中止と言われないので 「まだまだ得点が残っているのかな?」と思い検定を続けていきました。
※雨の日はブレーキが濡れてしまい、ブレーキを踏んでいると突然ブレーキが乾き利きが良くなるみたいです(たぶん)。私が緊張していただけ?
一応S字・クランク・坂道発進・踏み切り・速度指示などの課題は問題無くクリアしましたが、
大回りや安全確認、ブレーキ制動など、まじめに採点すると50点くらいなのですがなぜか合格しました。(^^)
点数は教えてくれませんでしたが、特に注意された点もありませんでした。
試験監督の指導員に「私って結構点数悪かったですよね?」と聞いてみると
「ここは自動車の学校だから、試験場みたいに落とす試験ではなく、受からせる試験だよ」と言われました。
なるほどと納得して仮免取得� �喜びに染まっていました。
この日受けた3人全員見事に合格でした。

第ニ段階

仮免が届きいよいよ路上デビューかと思いきや1時間目は場内で復習と方向転換と縦列駐車をやりました。
方向転換、縦列駐車の要領は普通車と同じですが、車長が多少長いことも気を使います。
ちなみに方向転換と縦列駐車は路上教習から帰ってきた後に時間が余っていれば(5分くらい?)と最後の教習が場内なのでその時に練習できます。
(PS:カリキュラムは教習所によって決められているので、初日から路上のところもあるみたいです。)

方向転換

いわゆる、右バック・左バックと呼ばれるT字路を使った方向転換です。
後輪を縁石の角にいかに近づけられるかが勝負です。
縁石から離れてしまうと、出るときに後輪が脱輪してしまいかねません。
バックでT字路に進入する際は左右のミラーを見ながらバックするわけですが、
トラックの場合、車長が長いためミラーに映る荷台に奥行きが出てしまい、ミラーだけで車体と道路を平行に保つのは至難の技です。
常に左右のミラーで荷台の位置(バランス)を確かめながらバックしていきます。
私の場合、はじめのうちは片方のミラーだけで車体を平行にしようとしていたため、車体が斜めになってしまっていました。
指導員から「ここの道は斜めになっているんだよ」と冗談を言われてしまいました( ̄_ ̄ι)� ��カっ。もし道がこの様にスカート型になっていたら左右のミラーに映る車体は道路と並行に見えます。(遠くの方ほど小さく見えるから)

右ミラーで右の後輪の位置(タイヤ)を確認することができるのですが、車種によっては左ミラーで左の後輪の位置(タイヤ)が見えないことがあります。
このため右バックより左バックの方が難しくなります。

右バック。でるだけ縁石の角に右の後輪を近づけます。

それと「止まっているときは絶対にハンドルを回さないこと」が大切です。
普通車でもそうですが、大型車の場合さらに重量があるので止まったままハンドルを回すとタイヤにかなりの負荷がかかりパンクすることがあります。

縦列駐車

左のミラーで左の後輪の位置がわからない!!という状況だったので^^;
いつもテキトーに入れてました。
だいたい2回くらい切り返しをすれば入っていましたが、卒業検定では縦列コースに当たらないことを祈りつつ練習をしていました。
ちなみに枠線の中に入ったら自己申告制で「入りました」と宣言?するんですが、
枠線がかなり薄くなっていて、入っているのか・入っていないのか、分かりません^^;
検定の際は「入りました」と宣言した時に、もし枠に入っていなければそこで検定終了となってしまうそうです。
青い軌跡の様にハンドルを操作すればいいのですが・・・・。

路上教習

ウインカー、ハザード、前照灯、車幅灯、速度灯、ブレーキランプが点灯することを確認して街へ繰り出します。
路上駐車が多いいこと・多いいこと、普通車ならいとも簡単にすれ違いが出きるところも大型だと気を使わないといけない所がたくさん。
大型車なので、普通車以上に安全運転をしなければいけません。

路上デビューはやっぱり普通車の時と同じく緊張しましたが、
第一段階でみっちり鍛えられていましたし一度は路上デビューしていることもあって、すぐに慣れてしまいました(^^)
しかも運転席が高い位置にあって渋滞しても遠くまで見渡せ、普通車の時とは違い気持ち的にも余裕がありました。


運転席が高い位置にあるので道路の状況が一目瞭然(^^)

やっぱり、場内とは違い広い路上はいいですね(^^)
ところが・・・・商店街の近くになってくると人の数が増えてきて、雨なんか降ると傘を広げてもう大変
普通車なら傘にぶつかることは珍しいですが、大型車の場合は車高が高い上に、車幅があるのでミラーが傘にぶつかりそうになるんですよ。
ぶつかりそうになるのは傘だけではありません。
標識や電柱、大型車同士のすれ違いだとミラー同士がぶつかりそうになったり^^;
毎年路線バスのミラーに接触して割ってしまう方がいるそうです。
普通車とは違い3D(立体)的な感覚を要求されます。

指導員からは「大型はセコイ運転はしない、余裕を持って運転するんだ」といわれました。
例えば右折待ちの車が道を塞いでいた場合、 車幅ギリギリの隙間が開いていても強引に通ろうとせずに右折車が右折するまで待ったり、
下の写真の様に交差点を塞ぐような停車はしないなど余裕のある運転を指導してもらいました。

小さな路地でも車が通れる様に配慮します。

場内では運転方法に集中していましたが、路上では指導員と楽しくおしゃべりすることが多くなりました。
とりあえず普通免許は持っているわけですから、指導員としても安心感があるのでしょうね。
進路指示以外はずっと世間話をしていた時も(^^)
2時間連続教習の時は教習所に戻らず、そこらで路上停車して休憩時間を過ごしてデート気分o(>▽<o)(o>▽<)o だったりして。
もちろん、ご近所の美味しいもの処は全てチェック!ケーキ屋さんや和菓子屋さんからパスタ屋さんまで教習用の地図にびっしり書き込みました(^¬^)

路上教習が進む中、卒検の少し前に「観察」という2時間セットの教習項目がありました。
それは私が一番苦手な項目でした。
まず指導員が1時間運転して、助手席から指導員の運転や安全確認の方法などを観察します。
次の時間は自分が運転するのですが、安全確認する際に必ず声に出して確認します。
例えば、交差点を直進する際は「(対向車の)右折車なし、安全確認」
右折する際は「歩行者なし、直進車なし、安全確認」などと交差点の通過や進路変更する度に声を出していました。
この「声を出して確認する」という作業が妙に恥ずかしい(⌒〜⌒ι)
指差し呼称は安全確認にはとっても有効なんですけどね。でも・・・。

路上教習では止まらなくてもいいような所で止まってみたり、標識を見落としていたり、速度超過してみたり、自主経路で曲る交差点を間違えたり
特に車線変更のタイミングが悪くて、曲がりたい交差点で曲がれないこともありました(T_T)
などなど数多くの失敗をしましたが、なんとかミキワメをもらって卒検を受けることになりました(^^)

卒業検定

この日は仮免の時とは違い晴れでした。
仮免と同じく場内での検定で、仮免の時の内容に右バック方向転換、左バック方向転換、縦列駐車のうち1つが加わった3通りのコースのうちのどれかになります。
この日は4人が受験することになりましたが、またしても私が一番目でした(^^)
運良く右バックのコースを指定されました(^^)
内心ホッっとして気分も軽く検定に臨みました。
仮免のとき同様、課題は問題無くクリアしましたし、ブレーキや安全確認もバッチリです。
最初から「教習所は受からせる試験」だと自分に言い聞かせていたので、緊張することもなく卒業検定を終えることができました。
この日も受験者は全員合格でした。

試験場

普通免許と同じく教習所でもらった卒業証書を持って、試験場に行きました。
視力検査などの適性検査の後に写真撮影を行い2、3時間ほど待って新しい免許を手にしました。
短いようで長いような、でも短かった教習所通いに終止符が打たれました。無事、大型免許の併記完了♪緑色の免許が青くなりました(^_^)

まとめ

ペーパー(ミーハー?(^^ゞ)だった私が普通免許の時とは違い指導員に厳しくされて泣いちゃうことも無く^^;楽しみながら教習を終えました。
きっと試験場で1発合格なんてことは不可能だと思います。
教習所に通ったからこそ大型免許を取れたと思います。
教習所では大型車の特性や普通車との違いも教えてもらい、
指導員に「ペーパー講習だったらすぐに終わっていたけど、大型で『車の運転』の本質が分かってきたでしょ」と激励してもらいました。
試験場に通い詰めて1発合格を狙うのもいいかもしれませんが、
「教習所で色々な指導員に指導してもらい、さまざまな意見やアドバイスをもらうことにより自己流に陥らず、 安全を意識した運転技術を身に着けられる」と私は思います。
振り返ると何十時間も実技教習を経験した私は、心も体も一回り大きくなっていたような・いなかったような(^^)
ハンコを押すところがなくなると、教習手帳に新しい紙を貼ってくれます、それもいっぱいになると更にその上にもう一枚(笑)

そして、数々の思いで(^^)をくださった指導員の皆さんありがとうございました☆


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